都内で木造3階建てを建築する際には地盤改良を伴う事が多いです。10やったら8は該当する感じですが高台だから大丈夫、とかではありません。建物の構造によりけりで細長いとかL字型になってる、設計士の考え一つ、など要因は様々。
また工法も数種類存在しており、その現場に合わせて最良な処置を施します。最近は無用な地盤改良はやめよう、と言う流れがあり調査をして良い判定が出れば保険をかけて済ますこともあります。保証が付けば地盤改良は施工しませんが仮に沈下した場合は5,000万円の保証が付くので改良後に再建築出来ます。
検査費用はまちまちですが大体6~8万円位です。判定の結果捨て銭になる可能性はありますが弊社では全ての現場でまず調査を行ってます。
これは今弊社で販売中の荒川区西日暮里C区画の地盤改良資料です。あ-たたたっ‼‼‼
〇は全て杭を打ちまして60本( ゚Д゚) 今回は別に地盤が弱いのではなくて土地の形(間口が狭い)が奥まっている、建物の手前が細長い部分がある、考え方の厳しい先生だった事が要因です。こんだけ打てば満足したかぁー?ふん!
因みにA棟はもっとすげーぞ?
あーたたたたたたたたたあたあたぁ~‼‼‼‼‼ほあちゃ~97本!これでもかって感じです、全部じゃん・・・はい。
これで約55万円掛かってます。当初は別業者で各棟100万OVERの請求でしたが「んなことあるかい!」って別業者に依頼して下げさせました。ぶっちゃけ地盤改良は不安に付け込みボッ〇くってくる所が多いので、特に素人の皆様は気を付けなはれや!
施工場所の状況により出来る、出来ないがありますが改良には数種類が御座います。一番安上がりなのはやらない事ですがそれ言っちゃうとなんでやる前提で比較しましょう。種類が多いのでザックリと仕分けしました。
①表層改良 ※株式会社サムシング様より出典
二階建てで利用する事が多いですね。掘ってセメントまぜませ、ローラーふみふみです。因みに僕の自宅も表層改良でした。
②RES-P工法(レスピー)
これは弊社で販売中の西日暮里で採用、紫のマシンが入らないと使えません。足場で使う様な細いサイズの鋼管をパスンパスン打ち込みます。マシンガンだね。
緑のマシンが入らないと施工出来ませんので、広い道路なら利用可能です。ズドン、ズドンって感じで大砲ですな。
④スーパージオ工法 ※地対協さんより出典
道路が狭くても大丈夫!小さなユンボが入れば施工可能ですがちとお値段高いのがたまに傷です。因みに弊社の文京区本郷の2区画で採用しました。メリットが沢山あるので個人の方は検討してみてもイイのでは?
その他沢山あるのですが主にこの辺が一般的です。以前にも地盤関係のブログを書いてますので是非参考にして見て下さい。