1969年、東大安田講堂事件があったその年に開業した西片土地株式会社。それから一度も改装していなかった弊社が(たぶん)3年前の平成25年に内外装をリフォームして生まれ変わったのであります。が、しかし、それでも人員的な事を考えるとその作りではどうしても手狭だったのでこの度、思い切ってフルリフォームしましたよ!

とは言ってもウナギの寝床、ハコは決まってるので広くするにも限界がありますがそこは試行錯誤でなんとか増員出来るまでに至りました。さて、今回のポイントですが「縦の空間を上手く活用」する事です。押してダメなら引いてみろ、みたいな?「小さかったら高く跳べ、5人いたら5人抜け!」とは中学校の時のバスケ部顧問の言葉。

それともう一つ、なんでも「企業は3年に一度はリフォームした方が良い」と何かの本に書いてあったんですよ。そんな勢いだけでやりましたが、ご自宅やオフィスのリフォームの参考になれば幸いです。では、本編をどうぞ。

正月もなんだか妙に温かった2017年1月、以前に居酒屋さんを手掛けて頂いたご縁で今も親交のあるデザイナー会社の友人が「1月は仕事入ってないんだよね~」との一言から今回のリフォームが始まりました。割と直感で生きているタイプの私(故に間違いも多いが・・・)なのでコレは良いキッカケだからやろう!と。

旧店舗エントランス

ドアが重くて高齢オーナーにはシンドイと思ってました。あと間口が狭くバイク等を入れて帰るにもギリギリで大変でした。コレはどげんかせんと・・・。

ガチャ~ン!

壁も天井も~

バリバリド~ン!

このリフォームでは今後の事業展開も考え我々も極力的に工事参加する事にしました。現場で色々学ぶ事があり、お客様には更なる的確なアドバイスが出来る様になったと自負してます。ザックリとですが今回チャレンジした事■解体■左官■左官クリア仕上■木部クリア仕上■内外装デザイン等(もちろん、専門家とも相談)

あらスッキリ丸裸スケルトン。

細かい話ですが壁を取っ払ったので両サイド5センチづづ、計10センチ広がりました。狭い事務所では大きな収穫だと思います。

しか~し!リフォームにはトラブルがつき物、想定外の事がいくつか起こりました。まぁ剥がしてみて、壊してみて初めて分かる事って多いんです。

この物件、本郷通りに面しているため昭和21年戦災復興の計画道路内であり、将来計画決定されれば道路拡幅で結構な土地を切り離さないとなりません。

その為、マンションの本体躯体部分は鉄筋コンクリートで切り離し想定部分は鉄骨造となってます。かの日が来たらいつでも取り壊せるようにしているんですね。ただ内部の仕上げは剥がしてみないと分からなかったのですがこんななってるとは・・・。

黒いボード(ラスカット)部分までが切り離し部分でALC版みたいなのが貼ってありました。

し、仕事にならん。皆様にはご迷惑をおかけしました。なんかレジスタンス?解放軍の詰め所みたいですね⒲

左官もみんなでやりました。

そしてもう一つ想定外だったのが床です。本当は既存タイルを剥がしてその上をクリア仕上でカッコよくする予定だったのですが元の床に上張り施工していたために急遽タイル張りに変更しました、がこれが割と上手くハマりましたよぉ~。

はい、完成、オサレカフェみたいでしょ?

一番の売り?はロフトを設け空間活用。横に広げられないなら上を使え!と言う事で人員も増員出来る体制となりました。ロフト下。

ほぼほぼリフォームが終わりましたので実際の事務所に是非遊びに来て下さい。またリフォームを検討されている方がいらっしゃいましたら気軽に相談して下さいませ。普通のリフォームもイイですが個性的で人を呼びたくなる、そんな素敵なご提案が出来ると思いますよ。

本日もお読み頂き感謝です。次回のブログですが本日ご相談を頂いた「そんな事あるの?」って話をします。僕も長くこの仕事してますが初めてのパターンに戸惑いました。本当にこの仕事って色々あるんだなぁ~とつくづく、それでは、また。

田港 晋

 

 

 

 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA