「新聞を無料で3カ月取ってくれませんか?お金はこちらでお支払致します」

この手の話は至る所に存在する悪い制度です。郵便局でさえ暑中見舞いや年賀はがきなど表沙汰にはならないがノルマがあります。正確にはあると思われる現象を間の辺りにします。居酒屋さんなどから聞くと「宴会予約入れるんではがき100枚でも買って貰えると有り難い」 なんてのは良くある事。

身近な話だと昔クラシックバレエをやってた友だち達にも自分の出る公演チケットを買ってくれないか?と良く頼まれたし居酒屋行ったら劇団やってる店員の女の子からお願いされてチョット可愛かったもんだから行きもしないチケットを購入した事もありました。

これって完全に職権乱用、パワハラ、もっと言ったら恐喝ですよねぇ、まっそうならない様に胴元は売り捌いてこい!などとは言わないだろうけど・・・。売り捌けない人達はみーんな自腹切ってるのが現状です。

でもそう言う状況に至る場合は大概冷静な判断など出来る環境にないだろうし自分の夢を叶えるために為にやらざるを得ないんですね。まっ、結局そのバレエ団で有名になった子なんて一人も居ませんでしたけどねw

そもそもそうでもしないと売れないチケットの内容なんて親族や自分が満足するレベルなんじゃないのかって気もします。あ、話それましたが前出の新聞なんですけどこれまた可哀想な話で今日新規契約を3件取ってこないと帰って来るな!と言われた様なのです。

どのブラック企業も人手不足ですので新聞屋もしかりどんどん辞めて残った人たちのノルマが厳しくなってます。その彼は本日3件目の自腹ですがこれで鬼上司のプレッシャーから開放されると言う安堵感で喜んで支払してましたよ。

新聞だけに限りませんが時代が激変している中で同じ事やっててもそりゃ取り残されて淘汰されますよ。インターネットの出現以来、テレビやラジオの広告収入はガンガン下がり新聞の発行部数もどんどん減っている。それを無理に契約取って来いって全く以て無意味な作業ですよね。

あ、そうそう、大手進学塾の代々木ゼミナールも全国27校舎のうち7割に当たる20校舎を閉鎖し、数百名の講師の希望退職を募るニュースが報じられました。ホントかどうか知りませんが30年前から少子化を見越して粛々と不動産屋に転身するつもりだったとか。

校舎は他業種にもコンバートし易い様な造りにしていたためその殆どがオフィスやホテルに生まれ変わっているそうです。さて、あなたのお仕事は5年後10年後も存在出来る業種ですか?前にも書きましたが日本語ペラペラで賃金の安い優秀な外国人がどんどん増えています。車も自動運転へと加速しているので操縦士も必要なくなる日がもうすぐ来ます。

不動産もインターネットの普及により営業マン不要の足音がひたひたと聞こえてきました。自宅に居ながら不動産情報を得てグーグルストリートビューで物件を見てグーグル先生に不動産取引を学び営業マンより詳しくなってる人もたまにお会いしますw

さて、我々もあれやこれやと考えないといけませんがそれでも変わらないのは最終最後は人と人です。機械では出来ない作業が不動産取引にはあります。ですので心配事もありますが今もこれからも誠心誠意、お客様の立場になって行動すれば問題ないと考えてます。

最後に新聞屋さんの話ですが寝る部屋には輪転機(印刷物を刷るマシン)が置いてあり終日ガシャコンガシャコン回り続けているのだとか。そら冷静な判断も欠くわな・・・。

長文お読み頂き感謝です。

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