先日、お隣の台東区で「永住都市開発」と言う建売業者が破産しました。タイミングが悪い事に弊社で物件を仲介し契約を結んでいるお客様がいました。これはその時のお話です。

契約締結後、何度か打ち合わせを重ねやっとプランが確定、そして建築確認申請→着工という流れで進行するのが一般的なのですがどうにもこうにもおかしいんですよ、工事進捗状況を確認するために何度か連絡を取っていたのですが仕事は遅いし・・・そしていつも返答が決まっているんです。

「やっぱり何やらおかしいぞ」でも連絡が取れてる以上、こちらは何もアクションを起こせません。ところが先日、いつも通り進捗状況を確認する為に電話をしたところ「チョット待っていて欲しい」と電話番の男…何をいってるんだ?意味が分らないぞ???

こりゃーただ事でない予感がしたので急いで会社に乗り込みました!すると店内には男が一人、先程電話に出た男です、どーなってんだ!?と話てはみたものの状況は変わらず、社長は居ないと、話を詰めていくとなんと破産をする予定だと。え~、事件です、こりゃー参ったなぁ、コンフュ~ズ…。

今までに無い事件です!どうしよう、どうしよう、はっ!そうだ!先ずはお客様の手付金を保全しなくては!!!!

病院に勤めているお客様だったのでどうしようかと迷いましたがそんな事は言ってられません!仕事中のお客様に電話をし緊急事態である事を告げ今すぐ私と一緒に手付金の保全措置をするため千代田区まで行って欲しい旨を伝えました。

非常に伝えにくい事でしたが一刻を争う事態、ご容赦下さいました。この制度の面倒な所がお客さんが直接行かないと受理してくれないんですよたらーっ(汗)

仕事が休みの日に申請に行けばいいじゃん?とか思うでしょうが否!理由がありまして保全される手付金の額はトータルで1,000万円まで、そして先着順に受付していくので遅れを取ったら枠を超えてゲームオーバー、手付金は返ってきません。

今回は早期発見出来たので順番はかなり早い方、ホッとしましたが、まだ戦いは終わっていないです。で、僕が何言いたいかと言うとこの事件が手数料無料の遠方業者だったらどうだったのかと思うとゾっとします。

きっと手付金は返ってこなかったかもしれませんよ、理由は簡単、遠方業者は売主の本店を見に行く事はまずないでしょう=だから異変に気付くのが遅れる=しかも遠い場所であれば尚更面倒だよね、遠いと言うだけでその辺の診断が甘くなります。

売主からしか手数料を貰わない=お客様の為に一所懸命にならない可能性はあります。手数料無料業者は当然そんなこと事は絶対言いませんよ、無料でも同等のサービスを約束してます。
でも相手はただの人間です、手数料を貰ってないとやはり隙が生まれてくると思います。

大袈裟でしょうか?仲介業務は責任重大な仕事です、売主が倒産するってのはちょっとレアなケースだと思いますが実際僕は当たりましたよ?宝くじなんて当たった事ありゃしないのに…。でもご安心ください、弊社で購入して頂いたお客様に何かあれば我々が体を張って守ります、どんなトラブルでも全力で解決する努力を惜しみません。安心してに家探しをお申し付け下さいませ。

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