タイトルにある『告知事項』はご存知ですか?
不動産広告を見ていてもそんなにお目に掛かる事はありませんが小さ〜く端っこの方に記載があったりします。簡単に言うと事故物件でしてその場所で自殺、他殺、病死、事故死などがあった場合、我々宅建業者は一般購入者に告知しないといけません。
どうせ隠したところですぐにバレますけど。ふふっ、それはですね、お住まいになったら近所のオバさま方が聞いてもいないのに親切丁寧に色々と教えてくれるからですw
さて、告知事項物件の特徴としましては値段が相場に比べ兎に角安い︎に尽きるでしょう。
人はいつか何処かで倒れ死んで逝きます。要は購入者がそのプロセスを気にするかしないか、です。
気にする人にとっては物件がいくら安くても買わないでしょう
逆に気にはするけどお祓いを自分の納得出来る方法で行なえば気持ちの整理が付くでしょ?
そう言った人にはこれだけ良い買い物もそうそうないのでは?
いわゆる掘り出し物と称される格安物件はこう言う訳あり以外エンドユーザーの方が手にする方法は皆無と思ってください。
告知事項の一般的な定義としては一回転したら告知しなくて良いとか、七年経っていれば言わない良いなどと言われてますが明瞭ではありません。
※因みに一回転とは売却して名義が変わる事を指します。
と言いましても売主がまともな宅建業者であれば責任ありますので例え何回転しようが物件調査してエンドユーザーには告知しますけどね。
しかしいったい何年前まで遡りゃ良いのよ?10年?30年?50年?例えば物件調査して80年前この土地に焼夷弾が落ちてきて50人が亡くなりました。と分かっても対象にはならないよなぁ…、
まぁ一応お伝えはするかぁ。
私が思うに調べて分かった事は何であれお伝えするって事が一番だと考えてます。
以前微妙なケースがありまして弊社初の他殺物件を取り扱った時の事。
甥に刺された叔母がその物件内で血を流し倒れました。翌朝発見されて病院に搬送されましたが病院で亡くなってましまいました。
つまり物件内部では亡くなってないのです。
事故件物ですから当然告知しましたが厳密に言えばその場で死んでいないですよね?
例えば次のケースはどうでしょうか。
夫からDVを受けて奥さんボッコボコ、血だるまになりその場で失神。
近所の通報により病院に運ばれたがそのまま帰宅せず、しばらくしてからその家が人知れず売却されていた。
噂によると打ち所が悪く奥さんが植物状態になった後、3年経った頃に亡くなったらしいですよ。
って話、んー、中には新聞の隅っこに載ってるような事件も有るでしょうがこのパターンは告知するか微妙ですかね?夫婦喧嘩は犬も食わないんです。
聞き取り調査もあくまでお願いの任意であり、プライバシーの問題もあるので売主から根掘り葉掘り聞けない事もあります。
事実はあったかなかったのか調べても分からない、不確かで曖昧な事を伝えても購入者にとって不要な不安を与えるだけで逆に迷惑ですよね、そんな話は聞きたくなかったよ!って怒られる可能性も無くはない。
難しいですよね…。
んまっ、そういう事で結論としては告知物件は人によっては掘り出し物、安いんです!
今弊社で販売してる千駄木の土地ですがぁ…。ってその物件告知の前置かぁ??
長いだろf^_^;お読みいただき感謝です!