前回の続きです。

通行及び前面通路の掘削工事をする為には共有者全員の同意を得られることが望ましいですが、民法的には過半数の賛成があればOKだと前回触れました。

今回のケースは賛成過半数に達していないため厳密に言えばNGです。が、しかし、稲垣さんは通路の持ち分を8分の1持っている事、そして昔から通路として利用していた実績がある事、共有者の賛成がある程度見込める状況を考えると工事はおそらく可能でしょう。

そもそも今回角地以外の6件は認定外道路に接しているので再建築が出来ない状態です。 そういう家々はお互い協力してフルリフォームや増築を行うべきであり、通行掘削もその一部であると考えれば取得は難しくないケースです。

2階建てを3階建に増築する事は技術的に難しくありませんが基本的にはNGです。でも実際はたまに見受けるんですよね。ただし、工事中などに近隣からクレームが入り役所が出てきたら途中でストップさせられるので割に合わないかも知れませんね。

とまぁ、私道だから悪いとかは全くなく、ちゃんと道路の持ち分を持っているか、通行状況は現在どうなっているのか、その辺を調べてあげれば大きなトラブルにはなりませんので忌み嫌わないで下さいね。

あ、イレギュラーですが通行掘削承諾を貰ったのにあれは騙されて印鑑を押させられたんだ、こちらは素人だから分からないじゃないか。と後から言われてトラブルになっている場所が文京区千駄木にあります。先日ブログで書いた確定測量の話ではありませんが印鑑を付いてある書類しか信用出来ないのに、それが崩れたら何を信じれば良いのでしょうかねぇ?

今回の旭化成ではありませんが気を付けても当たるときは当たります。それでも当たらない様にするには細かいですがエラーを減らせる様にやっぱり気を付けるしかないんですよねぇ。なんか不甲斐ない回答になってしまいましたが、事故と同じ、遇わないように気を付けるしかないです。そのお手伝いは仲介業者が全力で致します!か。

なんだかもやもやしますが、お読み頂き有難うございました。

 

 

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