土地を購入する際に必須条件にするのが境界確定です。双方「ココがお互いの土地境界線だよね?」という意思を共有してる印が必要なのであります。

こんなのね

昔は土地が広かったからなのか結構適当な状態で放置されている事が良くあります。親同士はどこが境目なのか把握していたが今は亡くなってしまい相続した自分らはさっぱりわからん、ってパターンが殆どです。

今回も正にそんな内容でして相続人達は境界がどこなのか知りません。

立ち合い風景

この隙間の奥の境界を決めないといけないのですが入るのも一苦労、ブーデーなら無理ですね。さて、皆様両親たちは既に他界しており誰も本当の境目は知りません。昭和48年の測量図はあるのでそれを参考に他の確定しているポイントから割り出した「おそらくこの辺りが境目であったのであろう」地点を測量士の先生が割り出して皆で確認、納得してポイントを決めます。

上の画像をわかりやすくしてみました。こんな感じです。

↓ここのポイント、昔は確かに石があった様ですが今は掘っても出てきません。

2枚だけL字溝が新しくなっているのがわかりますよね?なんでもご近所の方が自宅工事のためここにあった電柱が邪魔なので一時的に移設させてくれませんか?と言われてOK出したのですが、その後に境界石が無くなっていたとのこと。

確かに邪魔だ、トラックが通れない。

皆様、そんな話がきたら協力してあげるのは構いませんが、ちゃんと復元できているか?など最終確認だけはちゃんとした方が良さそうですよ。善意で貸したのに損をするなんてバカバカしいです、本当ならひどい話だなぁ。

さてさて、境界が話し合いでまとまるのであれば何も問題ありませんが、それでも双方納得がいかないようであればあとは法廷で会いましょうとなります。

しかし、ご隣近所さんとのアレなんで極力そういうのやめましょうねっ。たかだか1センチとかで争うのかい?その土地は親からただ貰ったもんだろ?揉めるぐらいなら逆にスッキリくれてやる位の気持ちが欲しいです、ハイ。

今回はみなさま良識のある方々でしたのでなんのトラブルもなく終えることができました。

仮に隣人が20年以上見たこともない、お化けで全く連絡が取れない、なんてのはよくある話です。1区画の土地であれば必ずしも境界を確定する必要はありませんが、弊社の様に複数に区画を割って分譲する場合は必須になります。分筆するには境界が確定していないと割れないんですよ。

弊社は境界で揉めている土地は絶対買わないですね。またその懸念があるならどんなに安くても手を引きます。ただし、時間に余裕のある方は激安物件なら積極的に買ってもイかもしれませんね。

筆界特定などでごにょごにょやれば一年後とかには確定できるやもしれません。(土地の所有者として登記されている人などの申請に基づいて,筆界特定登記官が,外部専門家である筆界調査委員の意見を踏まえて,現地における土地の筆界の位置を特定する制度です。)

あー、久しぶりに書きましたがお勉強になりましたでしょうか。

さて、ここ最近はお仕事でバタバタしておりましたが、やっとこ手が空きそうですのでまたブログ書いていきたいと思います。何かこんなの書いてほしい、などあれば気軽に連絡下さいまし。まぁ気分でスルーするかもしれませんけどw

 

 

 

 

 

 

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