公正証書って名前ぐらいは聞いた事ありますか?金銭でのトラブルが起きた時、裁判で勝ったのと同じ位に強力な効力を発揮する書類です。不動産売買やら離婚問題では比較的利用する様なのですが、私は今までに経験ありませんでした。人生初の公証役場へ行ってきたよ。

今回利用するのが強制執行の許諾付公正証書の作成です。強制執行ってなんかパンチあるネーミングですよね、簡単に債務者が支払など滞ったら給料、財産を差し押さえることです。因みに以前、知人がとあるお金を踏み倒した?ので口座を差押えられたのですが、通帳に記載されている名前をみて「誰だこの女?」と言ってました。

通帳にはカタカナで「サシオサエ」と表記されるのですw

指緒沙恵、早潮佐絵、砂汐さえ、う~ん、みんな可愛い女性を想像してしまう~。

さて、私は勿論、不動産に関する事で書類を作成しに行きました。簡単な流れを説明しますと、先ずは自分で契約書などを作成します。私はプロなんで自力で作れますが、自信のない方は弁護士先生やらプロに頼んだ方が良いと考えます。丸投げだと大体10万円位のお支払ですかね、作った物をチェックして貰うのも5万円位で出来るのでオススメです。

不動産を人に貸す場合、普通賃貸借契約と定期借家契約と選べます。前者は良くある2年更新のやつでして住んでる人が普通に使用して家主に迷惑を掛けないで家賃を払い続けるのであれば更新期日が来たら受け入れないとダメなタイプです。

弱者保護が法律のモットーですからね、居住権が発生すると住んでる人が物凄く強いんです。

転勤などで一時的に人に貸す、んで帰って来たら自分で自宅を使いたい、等の理由であれば定期借家契約にして貸さないと追い出す?事は大変になりますので良く考えて下さい。多いのが5年の定期借家でしょうか。これなら5年後に帰れそうなら更新拒絶すれば良いですし、まだ帰って来れなそうならもう5年貸せばよいのです。(その代り、短い期間設定では賃料は多少下げないとダメですよ)

普通の賃貸借契約だと追い出すのはまぁー大変ですよ。自分の家なのに住めないなんて何だかオカシイですが、そういうもんなのです。

但し、自分が住むところがない、建物が老朽化してこれ以上住まれて事故にでも繋がったら困るので出て行って貰いたい、と言うのは理論上OKなのですが、裁判で争っても実は勝てない事が多いので鵜呑みにしてはイケマセン。また、追い出すにしてもそれ相当のお金を積まないと出て行かないのでご注意を。

そこまでやる必要があるの?と思われますが今回私が利用したのが家賃等の支払が滞った場合、給料や財産を差し押さえる事の出来るお約束です。借りてる人が許諾して契約している訳ですから裁判はいりません。もう判決が出ている、そんなイメージです。

給料を差し押さえれば家賃を支払えなくなり、そうなると契約違反となって最終的には強制退去を争えるわけです。

とまぁ、物騒な事を書いている様ですがお互いが納得した上での契約です。ある意味一番スマートではないでしょうか?

でも無料ではありませんよ、契約内容によりますが公証役場で4~9万円位が掛かります。それでも安い物だと思いますけどね。仰々しいですがそこはドライにいきましょう。今うちのオーナーさんでも裁判手前の方がいらっしゃいます。

オーナーは出て行ってほしい、賃借人は出て行きたくない、相反するコレです。建物も古いのは事実で老朽化を理由に争うのが良いのですが、裁判しても多分オーナーは勝てない可能性が強いです。(タミナト調べ)またそれ相当の退去費用(家賃の6カ月分~)を支払わないと出て行って貰えないでしょう。

現在オーナーは家賃の受取を拒んでいるため(受け取ると契約を継続する意思があるとみなされるため)賃借人は供託しています。きょうたくとは法務局等に家賃を預けて支払っている状態です。家賃を払いたいのにオーナーが拒絶しているからといって払わなければ更新拒絶の事由に該当してしまうためですね。

はぁ~、僕らは仲介人、どちらの味方でもあるので板挟み、丸く収まって頂きたいものですが、ライオンとシマウマは同じ織の中で仲良くなれないですからね~、ガチンコで裁判するしか解決策はなさそうです、はい。

さて、今日はココまで。メチャ忙しくて更新サボってました、すみません。まだまだ書きたい事は山ほどあるのですが、何が良いですかね?wなにかリクエストあったらコメントでも下さいね。僕らの常識でも、え?そんな事?みたいなのが良くあるものですから~。

それでは、またお会いしましょう!お読み頂き感謝です。

 

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