今現在ハマっているドラマがある。毎週木曜夜10時~、フジテレビで放映中の【それでも、生きてゆく】である。非常に内容の濃い作品に仕上がっているので是非おススメしたい。キャストの大竹しのぶさん、瑛太さん、満島ひかりさんの迫力ある演技には圧倒されますよ。そしてその全てのキャスティングがずばりハマリ役だと思うなぁ。
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しかし、作品の良さとは裏腹に視聴率の方はあまり芳しくないらしい。その理由はゴールデンタイム後とはいえ「加害者家族と被害者家族の恋愛」との内容が少し重たく感じるからとの言われている。苦悩や禁断の恋愛を描く内容に耐えられず、思わず嘔吐したくなるのは私だけではないようですね、それでも目を逸らさずに見届けるのです。
このどちらにもなりたくないが、加害者家族は被害者家族以上に生きて行くのが大変なのかも知れません。どこに行っても一生の間、世間から殺人マシンを生み出した親だと冷たい目で見られ、引っ越し先でもその事がバレないようにとひっそり生きていかなければならないのです。昔と違って現在はインターネット全盛の社会、いつまでたっても事件は風化しないのです。そういう社会が更に被害者、加害者家族を生き辛い状況へ追い込んでいるのだ。
ドラマのストーリーは未成年で犯罪を犯した少年が成人して再び犯罪を犯してしまう、と言うのだから家族にとっては目も当てられない状況である。
最近リアルにあった事件が記憶に新しいと思うがライブハウスにガソリンを撒いて放火しようとした島野悟志容疑者(23)の事件である。男は取り押さえられる際に「大量に人を殺して、死刑になりたい」などと話していたということです。
この容疑者は平成17年に公園内の広場で遊んでいた男児の頭部を鉄製ハンマーで1回殴り、骨折させるなどした人物と同一である様です。当時逮捕後の調べに対し「2年前に高校を中退してから、老人以外ならだれでもいいから殺したいと思っていた」などと供述していたのだ。逮捕後の精神鑑定では「特定不能型の広汎性発達障害」と診断されたがその後「当時、責任能力が問題となるような精神状態にはなかった」として、刑事責任能力を認定していた。
少年院での処遇期間については「2年間を超える相当長期」との勧告を付した。逆算すると先日出所?出院?して事件を起こしたとすれば遅くとも6年後には出所していた事になる。「刑事責任能力を認定する」と言う事は頭も心もおかしくない状態で子供の頭をハンマーで殴打したって事ですかね?更生したと判断してシャバに出したのは一体誰なのでしょうか?
正直勘弁して頂きたい。相手は未成年だったのでこちらは犯人の顔も名前も知らないのだ。人の形をした猛獣を丸腰で相手にしなければならない我々一般市民は彼らのエサなのか?本人が死を望んでいるのに生かされる今の法律、被害者も加害者もそのご家族もみんな可哀想です。
今回、どんな司法の判断が下されるか分かりませんが誰も亡くなっていない事から考えるとまた数年でこちら側に戻ってくるであろう。それは彼にとっても家族にとっても辛い事なんだと思う。
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