人気ブログランキングへ関東だと「マック」関西だと「マクド」の愛称で親しまれるマクドナルド、誰もが一度は口にした事があるだろう。最近はマックのせいで肥満になったとか訳のわからん事を言ってる人もいる様だがそんなのは自分の心が弱いだけでマックのせいではない。
そんな世界のマクドナルドも1997年から7年連続で既存店売上高が落ち続けるという苦境にあえいでいた。2004年から現在のCEO原田永泳さんが就任すると状況は変わり7年連続で既存店売上高を上げ、2010年には上場以来の最高益を更新した。
彼が一体どんな魔法を使ったのか、物凄く気になるところですね。スポーツの世界でも同じ事がよくありますよね?野球なら監督次第でその球団の順位が変わる、なんて必然。
原田氏がまず始めた事はQSCを高める事、QSCとは「クオリティー」「サービス」「クリンネス」の頭文字。飲食業界では当たり前の様に使われてまして、マクドナルドの創業者であるレイ・クロック氏が最初に提唱したとされてます。
これを高める為にする事がES「エンプロイーサテイスファクション」つまり従業員の満足度を高める事によってモチベーションの高い人材が長く働く、それによってお店のQSCが向上し売上が増える仕組みです。やはり企業は人なんですね、どんな会社だったら永く働きたいと思うのか?僕も今居る社員達がこの会社で働けて良かったと思う様に努力が必要です。
そしてこれが一番なる程!と思ったのが「マクドナルドらしさ」を忘れるなです。皆さんはマックらしさって何だと思います?「美味しい」「安い」はあたり前田のクラッカーです。古っ、ってか俺も何故こんな言葉を知ってる?
企業と言うのは「らしさ」を忘れて不振に陥り、「らしさ」を取り戻して復活するものです。と原田氏は仰ってます。マクドナルドのらしさとは「○○○○○テイストのボ○○○○感あるハンバーガー」。そして「清潔感のある機能的な店舗」「スピーディーかつ温かなサービス」それがらしさなのだと。
苦戦していた理由は世間が「健康志向だから低カロリー」「高齢化だからシニア向け」「オーガニック、サラダ」だからハンバーガーは食べないと言う図式ではなく、マクドナルドらしさを失った事につきる。たしかに低カロリーの薄味なんて全然マックじゃないんだよね、あの揚げたての塩気たっぷりサクサクのポテト、とろ~りチーズと肉々しいハンバーガー、美味しい物は体に悪いんですw
そんな時代に逆らうかの如くメガマックやクォーターパウンダーを投入し大ヒット商品になりました。でもこれらの商品、実は利益率がそんなによくないのだ。広告宣伝費が新規でかかるからですね、じゃ何故発売するのか?それは話題作りの為の新商品投入⇒遠のいてた既存客をマックに向けさせる⇒QSCの向上した店舗に来て再度リピーターになり既存の商品を購入=儲けという流れです。つまりはビックマックを買ってもらう為の作戦なんですねぇ~。誰もが知っている商品で広告宣伝費はかからない=費用対効果が高いんですね。
企業だけに限らず人間も一緒だと思います、変わらなきゃって思う反面、これが自分なんだと認め、自分らしさを磨きましょう。俺ってダメだなあぁ、と嫌になる日もありますが、まぁ~そこも僕らしさと思う様にしましたw皆さまも自分がまず最初に認めてあげたら如何でしょうか。
それでは、長々とお付き合い頂きありがとうございました。田港 晋

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