根津 新坂
こんにちは、西片さんです。
本日は外がポカポカしていて気持ちのいい陽気でした。
さて、今回は根津にあります、S坂に行ってきました。
少し傾斜のある坂です。
ここは根津神社に入る道沿いで、つつじ祭りがやっている時期なので、人がずらーっといらっしゃいました。
本郷通りから、根津谷への便を考えて作られた坂、新しい坂のため、新坂と呼んだ。また、
根津神社の旧称「根津権現」の表門に下る坂であることから、「権現坂」とも言われています。
森鴎外の小説「青年」(明治43年作)の作中に「純一は権現前の坂の方に向いて歩き出した。・・・右は高等学校の外囲、左は出来たばかりの会堂で、・・・坂のうえに出た。地図では知れないが、割合に幅の広い此坂はSの字をぞんざいに書いたように屈曲してついてくる。」
小説にでてくる高等学校は、旧第一高等学校、現在の東京大学のことです。
出来たばかりの会堂は、今日も坂を登りきった右角にある聖テモテ教会のことだそうです。
旧第一高等学校の生徒たちは、「青年」を読み、この坂のことをS坂と呼んだことからS坂と呼ばれています。
根津神社の活気は、まだまだ続きそうですね。
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