「たみなとさーん、終わりましたよー」みたいな声で目が覚めました。すげぇ、本当に目を閉じて開けたら終わってた感じです。嘘でしょ?もう終わり?ってのが最初に来た感覚です。

麻酔が効いているので恐れていた痛みなどは感じませんでしたが全身が寒くガッタガタに震えてます。生まれたての子鹿の様に。

シバリングって現象でたまに起こると理解していた為、慌てずに対処出しました。もともと末端冷え性なのもあって足先が寒くなり、なんか掛けて下さいとオーダー。

喋ってるのでこの時にはたぶん口の挿管は取ってたみたいですね。意識朦朧としていて気がつかーずです、ラッキー。

部屋に戻ってからは肩の痛みがやって来ました。先人達は「熱い棒がずっと肩にある、獣にガジガジ噛みつかれ続けてる、今まで最高の痛みを10とすると13、声を出さないで耐えられるギリギリの痛さ」

など恐ろしい表現のオンパレードでしたが、僕の場合は覚悟していた事もあってかそこまで痛くは感じませんでした。いや、そりゃ痛いですよ?皮膚切って骨にネジ打ってホッチキスで閉じてるんだから。

言うなら鈍痛ですかね、ズーンって重たいのがずっと続きます。スヤスヤ寝れるレベルではないです(>_<)ただ麻酔のフェンタニルが効いてくれたので大分助けてくれたと思います。

ボタンを押すと麻酔が追加して流れてきます。これまた最高でして少しの間が痛みが和らぎます。10分に一回しか押せまんがしばらくするとふぁ〜ってなるんです。

術後は1時間に1回、血圧と体温の検査があるのでその度に起きちゃいますが、瞬間的に眠気が痛みに勝り何度か寝落ちしました。あーしかし、痛いわぁ~(笑)朝まで殆ど眠れずにただただ、時が過ぎるのを過ごしました。

気付けばふんどし一丁に着替えさせられてるてのですが、例のブツがオテンテンに挿管されてるのか気になりました。

特に下の方に違和感が無かったので、もしかしたら、と聞いてみると入ってないとの事。ら、ラッキー!と思ったら今度は喉がカラっからな事に気がつきます。

朝まで何にも飲めないのですが、口に水分含んでべぇ〜、だけはさせてくれるんです。この瞬間の心地よさと言ったらもう、神さまぁ、と思えるほどに潤います。気持ちいい..。ズルしてちょっとだけ飲んだった。

お小水は朝まで出ませんでした。そもそも随分前から水分取ってなかったので、その辺をペッピン先生が判断して挿管しなかったのかもしれません。

朝は8時に朝食が来るのコトですが、こんな状態で食べれるのかな?と思ってましたがなんのなんの、ぺろっと平らげました(笑)

さーて、飯は食ったし痛いので寝るしかないね、麻酔のボタンをプシュっと押す、ふふっ、少しは眠れそうでーす。

眼が覚めるとお昼ご飯の時間です。さっきも食べましたよねぇ~、と思いましたがまたしてもペロリと完食。

僕は普段から朝食は食べません。昼も取らない日が週の半分あります。だからキチンと三食はちょっと多いのですが、やる事ないので食事が楽しみになりつつあります。

あまりカロリーが無さそうにみえた病院食ですが三食合計1900カロリーもあるのだ。コメかなぁ、そんな高そうには見えないのだが。

兎に角、先生方のお陰で無事に手術が終わりました。医者ってやっぱり凄いな。

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