皆様が普段は絶対に読まないであろう建築系の雑誌、

インターネットのメルマガを私はお仕事なので読んでいます。
そんな中で今朝読んだ記事が興味深いのでご一読下さい。
微生物でコンクリートのひび割れを補修
タイトルだけ読んでも凄くないですか?
マンションやRC造(鉄筋コンクリート造)にお住まいの方なら必ずや目にするコンクリートのクラック(ひび割れ)

地震や車両等の振動、天候による経年劣化で生じるあの稲妻の様なひび割れです。

それをなんと微生物ちゃんの力で塞ぐってんだから驚きですよね。
さて、内容ですが一部抜粋↓
開発した技術では、コンクリート構造物のひび割れ部に、イースト菌や納豆菌といった微生物とひび割れ修復に必要なカルシウム源、その微生物の栄養源を混ぜたグラウトを注入する。カルシウム源には酢酸カルシウムなどを使う。
と言う事ですが・・・なんのこっちゃ?
微生物が活動すると二酸化炭素が発生し、炭酸イオンが生まれる。
これと、カルシウム源から生じるカルシウムイオンとが反応すると炭酸カルシウムの結晶が生成。ひび割れが修復される。
だそうです。

食品に使う微生物なので振り撒いても安全だし粘度が低いのでヒビの奥まで浸透してくれる優れもの。


ただし十分な量の炭酸カルシウムを生成するスピードが遅いという課題がある様なのでこれからの技術であるがエコな技術なので研究を頑張って頂きたい。
愛媛大学の氏家勲教授と港湾空港技術研究所の岡崎慎一郎研究官(前愛媛大学講師)だそうです。

今日はちょっとエコな不動産のお話でした。お読みいただき感謝です。

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