前回の続きです。
少し進展がありまして建物解体、隣地境界の立会い、地積測量は完了しました。そして測量した結果なんと本地の約40%が無地番地の上に乗っているじゃないですかぁ、ガ~ン(古っ)コレではあまりに小さい土地になってしまうので新しい建物が建たない!参ったなぁ~、やはり時間を掛けて払い下げの申請をするしかないのか・・・。
そんなテンションガタ落ちの時にお客様から一本の電話が!解体前にタンスの奥から当時の登記書類が出てきたんですって、やったぁ~!当時の権利書によると乗っかっている無地番地の土地・建物部分共に関東財務局から払下げを受けているとの記載がされているではありませんか!間違いなくお客様の土地なんです!コレで何とかなるかも。
謄本_1~1.JPG
赤丸のところに払下げと記載があります、わかりますか?
ところが…測量士に関東財務局へ行って確認してもらったのですが公図上は無地番地になっているので所有者は財務局だと言ってます、オイオイ!ご先祖様が土地・建物合わせて払下げを受けている書類が残っているんですよ?税金も無地番地のところまでずっと払ってきてるんですよ、それでもダメですか?これじゃお客様があまりにも可哀想。
断固戦おうじゃありませんか!対抗要件としては当時の測量図を見つけ出す事の様です、コレが見つかれば勝利に近づくと言うので探してもらいましたが当該建物から書類は出て来ませんでした。測量図発見の可能性が他に無いか調べて頂いたところ、この辺り一帯は地主が持っていた様ですが何らかの理由で大蔵省へ物納をし順次払下げを受けた経緯があります。近所に当時の測量図が残っていればラッキーとの事、本気で探すしかないですね。
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